後継者問題
昭和から平成に変わる頃、東京の会社を辞めて商売を継ぐために帰ってきた。
本当は30歳になるくらいまで東京の会社で働くつもりだったが、父親が帰ってきてほしそうだったし、父も歳だから帰った方が良いかな、と思い、帰ってきた。
その時、父のことを年寄りだと思っていたけど、まだ父は49歳だったんですよね。まだまだ若いじゃん(・_・;
商店街に立地しているため、当然のように商店街の実行委員に入れられる。
当時は期待のホープともてはやされるも、最年少だったため、こき使われる(笑)
あれから35年くらい経っている訳なんだけど、35年間、ずっと最年少なのである( ̄▽ ̄;)
一言で商店街と言っても、色んな組織が絡み合っている。
当店が所属している商店街。
その商店街が所属している振興組合。
市内の商店街の取りまとめ役の商店連合会。
商工会議所。
商店連合会が所有する祭り山車の保存会。
商店街のイベントの実行委員会。
自治会。
今、既に上記の諸々の組織で、合計7つの役職を任されている。
僕も現在58歳。そろそろ、あちこちの会長になって欲しいという打診が、方々から来ている。
ただ、最年少の僕が会長になって、誰が言うことを聞いてくれるのか?誰にも仕事を振れず、自分一人で走り回らなくてはならなくなることが目に見えている。そして、最年少の僕の下には誰も居ない。
ということは、僕のあと、誰に会長職を任せれば良いのか?
商店街関係の仕事に忙殺され、店の仕事が出来なくなり、自分の会社を潰してしまう危険性もある。
商店街に後継者が居ないのだから、僕のモチベーションも上がらないのです。
65歳になったら、ゆっくりと遊びと仕事を半々にして楽しく生きていきたいんだけどなぁ。